「おい、夜神!やめとけって!田畑に手をだすと、あの怪力で酷い目に遭うんじゃねえの?!」


「そうだぜ?夜神、お前ってホント勇者だな!毎回、あの田畑にせまるなんてさ~!ひねりつぶされても知らないぞ!?」



と男子達が夜神を哀れむような、どこか呆れたような眼差しで夜神を囲み始めた。




あたし…、


酷い言われようじゃない……。



なんだかここまではっきり言われちゃうと不思議と怒る気はなくすけど、その代わりすごく傷つくんですけども。




予想通りの男子達の反応を目の当たりにして、心の内は沈んでいく…。




そんな男子達に夜神は最初何を言われているかわからず、きょとんとした顔をしていたけれど、




「へ?でも俺、そういう逞しいところも可愛くて、すんごい好きだけどな~~。」




と、平然と言い放った!




!!!



な、何を言ってんのよ、あの男!?





「昴!田畑さんをからかうの、もうやめなよ!困ってるじゃない。」


「そうだよ。…ねぇ、昴!アタシのことは?可愛い??」



と、囲んでいた男子達をのかして今度は女子達が集まってきた。



どうやら夜神の取り巻きの女の子らしい…。




「うん。美咲ももちろん可愛いよ~!」



そうリズム良く夜神はさらりと答えた。