「……………。」
沈黙が痛い。
その痛みで涙声になるけど、あたしは無理矢理それを喉奥に押し込むと話を続けた。
「は、話したいこともあるし、あと、夜神と一緒に……花火がしたいの…。」
「……………。」
「し、親睦会の時に“一緒に花火をしよう”って、約束してたでしょ?…あの時、あたしの身勝手な理由で破ったから……。だ、だから、もう一度ちゃんと、夜神とやり直したくてっ……!」
「……………。」
「あたし、夜神が来るまで待ってる…!ずっとずっと待ってるからっ!!!」
自分がどんなに我儘で身勝手な事を言ってるのか分かってる。
夜神を困らせてることも…。
でもね、あたしにもゆずれない想いがあるから。
嫌われても、迷惑がられても、
夜神に伝えたい……!!
すると今まで黙っていた夜神がそっと呟くように口を開く。
「……俺は、そこへは行かない。」
!!!
「だから、待っててくれなくていいから。」
そう言い残すと、夜神は今度こそその場から立ち去ってしまった。
あたしは一人棒立ちで、足裏が地面にくっついてしまっているような感覚に陥る。
「やっ…ぱり……、嫌われ…ちゃっ…たか……。」
苦笑を浮かべながら膝に手をつくと、堪えていたものが一気に溢れ出す…!
もうあたし達の関係は、あの頃の関係には戻れない。
分かっていた。
分かっていたけれど、それでも夜神が恋しい…!
涙の温度が冷めるまで、あたしはそこから動けなかった。
沈黙が痛い。
その痛みで涙声になるけど、あたしは無理矢理それを喉奥に押し込むと話を続けた。
「は、話したいこともあるし、あと、夜神と一緒に……花火がしたいの…。」
「……………。」
「し、親睦会の時に“一緒に花火をしよう”って、約束してたでしょ?…あの時、あたしの身勝手な理由で破ったから……。だ、だから、もう一度ちゃんと、夜神とやり直したくてっ……!」
「……………。」
「あたし、夜神が来るまで待ってる…!ずっとずっと待ってるからっ!!!」
自分がどんなに我儘で身勝手な事を言ってるのか分かってる。
夜神を困らせてることも…。
でもね、あたしにもゆずれない想いがあるから。
嫌われても、迷惑がられても、
夜神に伝えたい……!!
すると今まで黙っていた夜神がそっと呟くように口を開く。
「……俺は、そこへは行かない。」
!!!
「だから、待っててくれなくていいから。」
そう言い残すと、夜神は今度こそその場から立ち去ってしまった。
あたしは一人棒立ちで、足裏が地面にくっついてしまっているような感覚に陥る。
「やっ…ぱり……、嫌われ…ちゃっ…たか……。」
苦笑を浮かべながら膝に手をつくと、堪えていたものが一気に溢れ出す…!
もうあたし達の関係は、あの頃の関係には戻れない。
分かっていた。
分かっていたけれど、それでも夜神が恋しい…!
涙の温度が冷めるまで、あたしはそこから動けなかった。