え!!?


突然、親睦会の幹事だった女の子が明るい元気な声で話しかけてきた!


「お、おはよう……。」


「あの日をきっかけにね、男子と女子のわだかまりが消えて逆に仲良くなったんだよ!!これも全部田畑さんと夜神のおかげだよ!」


「そんなこと、ないよ……。」



幹事の子に対して冷静に振る舞おうとするけれど、内心は夜神に聞こえてるんじゃないかとひやひやしてしまう…!



「また企画するからそしたら田畑さんもぜひ参加してね!!」


「うん…。ありがとう。」



なんか、この会話って絶対聞こえてるよね…!?



そんな予感がしてそっと夜神の方を振り向くと……。




!!!




夜神と視線がぶつかった!!



ドクンッ!と心臓が一気に高鳴る!


胸の奥がどんどん熱くなって息をするのも忘れてしまうほどだ!



ど、どどどうしたら!!??



その場でおろおろとうろたえてしまう!




だけど。




「え……。」



夜神にふいっと顔を背けられてしまった。



噓…、今、無視された……?



夜神はこちらを見ようともしない。



偶然……じゃないよね…。



今ちゃんとこっち見てて、確実に目を逸らしたよね…?




「ん?あ!ほら、昴!田畑が来たぞ!今日は行かねえの?」


と、夜神と話していた男子があたしの姿を見るなりそうけしかける。




しかし。




「…………………。」


「ん?おーい、昴!何を黙ってるんだよ?田畑だぞ、た・ば・た!!」