夜神の左手にはビニール袋がさげてあって、その中には花火がごっそりあった!
「はい、瑠衣ちゃんにもあげるー。」
「やった!ありがと!………って、この花火。B組から貰ったって言ってたけどなんで夜神にくれたの?」
と、瑠衣は夜神から花火を1束受け取ると、そんな疑問をぶつけた。
「えっとね~、日が暮れたらここで花火をやる予定なんだってー。それで、もうそろそろ暗くなると思うから一緒にどうかって、うちのクラスの奴らを誘ってたよ。で、俺が女子に大量に貰ったから今はその花火の分配係ってわけ〜。」
そう言うと夜神は嬉しそうに他の花火も見せてくれる。
あ……。
ネズミ花火がある……!
これ面白いんだよね。
思わずその花火に目がとまった。
「そういえば、夜神。私や麻莉奈にはくれたけど、あんた自分の分は取ったの?」
「あ。忘れてた。俺どれにしよっかな~?」
と、夜神はごそごそと袋の中を漁り始めた。
そんな夜神を見てあたしは意識とは無関係に自然とネズミ花火を手に取ると、じっとそれを見つめる。
「あれ?田畑さんもしかして、その花火やりたい?さっきのと交換しよっか?」
「………これ。」
と夜神に、手に持っているネズミ花火を差し出す。
「え?」
「夜神に。…これ、けっこう面白いと思うから。」
「………………………。」
ん!?
返答がない??
夜神を見るとあたしとネズミ花火を交互に見ながら目をパチクリさせている。
「はい、瑠衣ちゃんにもあげるー。」
「やった!ありがと!………って、この花火。B組から貰ったって言ってたけどなんで夜神にくれたの?」
と、瑠衣は夜神から花火を1束受け取ると、そんな疑問をぶつけた。
「えっとね~、日が暮れたらここで花火をやる予定なんだってー。それで、もうそろそろ暗くなると思うから一緒にどうかって、うちのクラスの奴らを誘ってたよ。で、俺が女子に大量に貰ったから今はその花火の分配係ってわけ〜。」
そう言うと夜神は嬉しそうに他の花火も見せてくれる。
あ……。
ネズミ花火がある……!
これ面白いんだよね。
思わずその花火に目がとまった。
「そういえば、夜神。私や麻莉奈にはくれたけど、あんた自分の分は取ったの?」
「あ。忘れてた。俺どれにしよっかな~?」
と、夜神はごそごそと袋の中を漁り始めた。
そんな夜神を見てあたしは意識とは無関係に自然とネズミ花火を手に取ると、じっとそれを見つめる。
「あれ?田畑さんもしかして、その花火やりたい?さっきのと交換しよっか?」
「………これ。」
と夜神に、手に持っているネズミ花火を差し出す。
「え?」
「夜神に。…これ、けっこう面白いと思うから。」
「………………………。」
ん!?
返答がない??
夜神を見るとあたしとネズミ花火を交互に見ながら目をパチクリさせている。