「後輩君とここでこうやって過ごすのも最後だね」

少し寂しそうに先輩が言う。

「いつでも遊びに来れるじゃないですか」

「うーん、でもさ」

部室を見回して、それから最後に俺を見た。


「よし、じゃあ後輩くん。最後の部活動をしよう!クッキーの材料の買い出しだ!!」