未央はふふっと、薄く笑ってポツリと呟いた。



俺の妹かわいい。



大人な対応好き。







俺たちの勉強会は、咲久の姉自慢と、未央の大人な対応が詰まった楽しいものだった。



お昼と夜は咲久がついこないだまでしていた料理を久しぶりにする、ということで、いいもん食べさしてもらいました。



おいしかったよ。




そんでもって夜。



昼間寝続けた結衣は引くほど元気になり、みんなで枕投げタイム。



修学旅行か、っての。



しかも未央だけ周りよりダントツで力ねぇし。



咲久は俺に集中攻撃だし。




「咲久力強い…っ」



「礼央くんもなかなかだよっ」




息を切らせながら枕を投げる俺たち。



それを横目に、枕を軽く投げつける女子面子。



全部咲久に。



「2人とも酷くない!?」



「え、だって礼央がかわいそうだし」



「お兄ちゃんいたそうだし」