「まぁ、会いたかったっつーのもあるんだけど。今日は満瑠にどうしてもいいたいことがあったから早く来たんだよな」



そう言って早瀬くんは、私の頭の上に手を戻す。



「……はい?」

「なんだと思う?」



どうしても言いたいこと?

私なんかに、なんの用があるっていうの?



ま、まさか……!?

私がつれない態度ばかりとってしまっていたから…。



とうとう、怒らせちゃったとか?



早瀬くんは学年でも目立つヤンキーだもん。



「お前うぜぇんだよ。なんだよ、そのつまんねぇ態度はよぉ。黙って見てりゃいい気になりやがってよぉ」



なんてことが、ありうるかも…!?