「ハナちゃん。何があったの。」
「………」
「泣いてるだけじゃ分かんねえよ。」
「………」
「誰だよ。誰にやられたの。」
「……2年生。」
「男?女?何でこうなったの。」
「…男の人…今から遊びに
行かないかって…
断ったら水かけられた…」
ハナは確かに目を惹く存在だった。
大人しくて、目鼻立ちもスッキリしている。
男に誘われるのも無理はない。
「しばく。」
そう言って図書室を出ようとすると
ハナが俺の腕にしがみ付いた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…