「ほっ、星が好きなんか。」


彼女は静かに頷いた。


ガタン


静かに立ち、俺に近付いてくる。


「っ??な、なに?」


「……好き?」


「?!?!?!」


至近距離で俺の目をジッと見つめ
小さな声で俺に問いかけてくる。


「なっ、なにが?!」


何が起こっているか分からない。
ただ俺が今この至近距離に、
彼女の言葉に動揺が隠せない。


「…星。」


え。


「あ?あぁ!星?!
す、好きだようんうん。」


ちょっとでもドキッとした俺が馬鹿だった。