「……優ちゃん…」



目をぎゅっと瞑り、
小さな声で囁く。


言えって言ったのは俺なのに
俺の身体が熱くなった。


しかもまさかのちゃん付け。
キュンとした。


「ハナちゃんって照れるんだね」


ハナの笑った顔と照れる顔が
とてつもなく可愛い。


この名前を呼ばれた瞬間から
俺はハナが好きになりかけていた。