「なんでこうなったんだよ…」


頭を掻きむしりながら
ハナに近付いた瞬間、
ハナの大きな目と目が合った。


「?!?バカ!!!!
起きてたのか!!!!!!!」


ハナは焦る俺の腕を掴む。
寝ぼけてんのかこいつは!


「広瀬先輩…ありがと。」


そう言うとまた小さく眠りについた。
腕はもちろん離してはくれない。


「ッチ、しょうがねえ奴だな。」


俺はハナが横たわるソファの下に座り
ハナの寝顔を眺めていた。