3日後、二人の葬儀が行われて。
無事に終わり、そのあと兄妹たちでこれからについて、
話し合った。

真希「この家、残したいね」

『俺と桜、美桜は向こうに戻るし』

雷都「俺は寮生活だし」

杏「私も寮だし」

真咲「俺も、遠征ばっかだし、真弓の家にお世話になってるし」

真弓とは真咲兄の彼女である。
彼女も車椅子バスケの選手である。


雷都「大事なこと忘れてない?】

杏「あ!」

真希「蓮、あんたがここを如月を継ぐことになってなかったっけ?」

『そういえば、そうだったな』

美桜「でも蓮は、桜ちゃんの目の病気について研究してる途中だし」

雷都「俺から提案なんだけど、研究が終わるまで、
俺と杏姉が代行するのは?」

杏「私はいいよ、今までの恩があるし」

『悪いな、なんかあったら連絡してくれ』

真咲「蓮、美桜、結婚式はいつやるんだ?」

『あー、母さんたちにも約束してたんだったな、
結局美桜のウェディングドレス姿見せられなかったな」

美桜「そうだね・・・」

『来年以降になるな、三つ子もまだ3歳だし』

真咲「蓮、3人に会うのは初めてだったんだよね?」

『ああ』

美桜「3人とも、初めて会う人には大泣きするのに、
パパだって分かってるのかね?」

真希「かもね」

『そう言えば、真希姉、真人とどうなってるの?』

真希「実はね、妊娠したの、私達も来年結婚式やるの」

『おめでとう、真希姉』

杏「桜はジャックと来月結婚式よね」


桜「そうそう、招待状届いてるでしょ?」

真咲「届いてる、桜、ジャック、結婚おめでとう」

ジャック「ありがとう、皆」

『美桜、そろそろ向こうに帰るわ』

美桜「そう、3人に会ってかなくていいの?」

『この前あったばっかだし、桜たちはどうする?』

桜「私達も向こうに帰るよ」

杏「また寂しくなるね」

美桜「今度会えるのは、蓮の研究が終わったときだね」

真紀「三つ子に会えるのを楽しみにしてるよ」

『ああ、俺達も二人の子供に会えるのを楽しみにしてる』


皆に別れを告げて、俺達は各場所へ飛び立った。









この話は一旦ここで終わり。
次は三つ子たちのお話でお会いしましょう。