アメリカに帰ってきてから3年。
俺は大学6年になっていた。
『ジャック、卒業課題どうするんだ?』
ジャック「どうしよう?」
『俺は今まで研究してきた桜の目の病気について、
分かってる事だけをまとめたやつだ』
ジャック「じゃ俺は、免疫不全の治療薬の研究についてのやつにするかな?」
『そういえば、卒業したらどうするんだ?』
ジャック「んー、とりやえず研究室で色んな薬の研究をやるかな?」
『俺はどうしようか」
ジャック「蓮、今年で晴輝くんと陽輝くんと亜輝くん、3歳だろ?」
『そういえばそうだったな』
ジャック「自分の息子なのに忘れてたのかよ」
『それだけ忙しいんだよ』
ジャック「美桜ちゃん、ずっと待ってくれてるんだろ?あと2年と言わずに、卒業したら帰ってやれよ」
『まだ研究が終わってない、あの研究が終われば桜と同じ病気の子を救えるかもしれない』
ジャック「長い休みぐらい帰ってやれよ」
『無理だな、じゃ俺次ルイス教授と研究室で続きやるから』
ジャック「家で待ってるから」
『ああ、夜には帰る』
アメリカに帰ってきて、7か月後、三つ子の
晴輝、陽輝、亜輝が生まれた。
当日俺は研究室で研究をしていて、俺を育ててくれたルイス教授から生まれた事を聞いた。
まだ一回も息子たちに会いに行けていない。
実はジャックは桜と付き合っている。
今年で3年だって。
美桜は大学を中退して、家で母さんから手伝って貰いながら家事と育児をしている。
桜の目はもう完全に近いぐらい見えなくなっているらしい。
今はアメリカに来てもらって、研究に協力してもらっている。
ちなみに俺達3人は一緒に暮らしている。