暫くして俺達は病院へやって来ていた。

医師「最近発作は起きてる?」

『体育をしているので、かなり出てます』

医師「そればかりは学生だからしょうがないね、
少し胸の音聞くね」

そう言うと医者は胸の音を聞き始めた。

医師「少し喘息音が聞こえるね、薬変えてみよう、
少し眠くなるかもしてないけど、もしかしてさ、
最近寝れてない?」

『夜も発作が起きることがあるので』

医師「うーん、それじゃあ、睡眠薬も出しておくね」

『はい、お願いします』

診察が終わり、桜の居るロビーに急ぐと・・・・

『桜、終わったぞ』

桜「あ、お兄ちゃん!」

『その子は?』

桜「入院してる、美桜お姉ちゃん!」

『桜と仲良くしてくれてるようで、ありがとう』

美桜「いえいえ、そろそろ戻らなきゃ、じゃあね、桜ちゃん」

桜「お姉ちゃん、バイバイ~」

『美桜ちゃん!』

美桜「何ですか?」

『また会いに来ても良いかな?』

美桜「嬉しいです、いつでも来てください、
5階の305号室に居るので」

『ありがとう』

美桜ちゃんを見送って、会計も薬を貰って、病院を後にした。

『桜、先生何だって?』

桜「だんだん目が見えなくなってるって、
このままだと、半年後には完全に見えなくなるかもしれないって」

『そうか、俺は新しい薬と睡眠薬を貰った』

桜「暁斗お兄ちゃん達にも言わないと」

『そうだな』

桜と帰り道こんな話をしていると、あっという間に家に着いた。

家に着いてすぐに夕飯となった。