???「工藤はいるか?」



外で何やら騒ぎがあったみたいで私とお兄さんとそのお友達と志保はなんの騒ぎなのか話していた



そこで誰かわからなけどおそらく先生であろう人が私たちを呼んでいた



笑愛「はい」
新一「なんですか」



蘭「岩島先生?どうしたんですか?」




ふーん、この先生は岩島先生と言うんだ



岩島「女の方だ


工藤が二人いるの忘れていた


ん?あぁ、ちょっとな


工藤、少し着いてきてくれ」




私はよくわからないけどお兄さんと志保にすぐに戻ってくることを伝え先生の後を追って行った




そこには研究所で仲良くなって私よりも半年程前に逃げ出した147番がいた




岩島「花宮真、と言ったか


工藤はこいつだ。お前ら知り合いなのか?」




花宮真、ね



まぁ、研究所から逃げ出しておいて147番のままは生きていけないわよね




ただ、なんで私の名前を知っているのかという疑問...あぁ、そういうこと





笑愛「えぇ、真くんとは昔ながらの知り合いなんです

数年間だけ彼もアメリカにいたので


ね?真くん」




アメリカにいたっていうのは真っ赤な嘘



でも真くんならきっと察してくれる




真「そうなんですよ、それで今日からここに転校してくるって聞いたので少しお話したくて」




笑愛「私すぐに教室戻らないといけないから一緒に行きましょう?」




おそらく真くんはこの言葉に色々と聞きたいことがあるという私の思いに気づいているのだろう



その証拠にあのゲスい笑みが一瞬だけ浮かんだ




本当に一瞬だったが




真「ん?いいの?」




岩島「はぁぁ、いいぞ

どうせ今他の生徒は体育館でバスケ見ているんだろうしな」




私達は先生にお礼を言いその場を離れた



笑愛「それで、どうして私の名前を知っているの?


なんて愚問はやめておこうか」




真「その方がいいぞ」




どうせ、真くんの事だし...盗聴器でも仕掛けているんでしょうね



私達は少し話しながら2年B組の教室に戻った




新一「おぉ、笑愛なんの用事だっ...た



なんでここに花宮がいる」




あら?知り合いだったの?




笑愛「お兄さん真くんと知り合い?」




真「君は確か...高校生探偵の工藤新一君だったかな?」



覚えているくせにその質問をするのはやっぱりゲスいあなたらしいわね