「ジャンプくらいしか…」

「ばかねー。残るものがいいのよ。男も。女も。何がいいかなー?」

そう言うとあーちゃんはエスカレーターを登る。 躊躇なく入って行ったのは男性向けのお店。

「いらっしゃいませー…って亜渼じゃん。どしたの、この店に。」

中から出てきたのはあーちゃんのお兄さん、慎さんだ。

「あー!さーちゃんっ久し振りー可愛くなったなー」