尋と亜依が付き合う事になった。それは、亜依の笑顔でわかった。

観覧車に乗った後、電車に乗って地元に到着した。

全員、疲れているので、今日はこれで解散ッて事になって皆、自分の家を目指して帰る。

「次は、俺の番…かッ。。。亜依も簡単に言ってくれるよな。」

空に手を伸ばして、届きそうで届かない雲を見つめた。

「今日、メールしてみよっかな…」

そう思い、携帯を出すと、メールが一件。送信者は、柚姫。

『今日、楽しかった!また皆で遊びに行こうね♪あと、電話したいです。電話番号教えて?』……
何で電話?

よく分かんないけど、教えてほしいらしいから、電話番号をメールに書いて、送った。

『♪~~¶~』

電話…柚姫からだった。
「もしもし…柚姫?」

「そうだよ。あのね…私、和君に言わなきゃいけないことがあるんだ。」

………少し沈黙が続く。

今から柚姫が言うこと、俺には分かんないけど、俺も伝えたいことがあったはず!

「私ね………


「好きだ」


柚姫の話の途中……俺は自分の思いを伝えた。

「ねぇ…和君。こういう場合。。。運命を信じてもいいのかなッ…」

「柚姫…?」

「私も和君が好き。今の電話も好きっていうのを伝えようとしたの。」

誰が俺達を巡り合わせてくれたのなんか、わかりはしない。

でもこうやって、柚姫と同じ思いを抱けるのは、凄いことだと思った。

電話を終えた時思った。

俺が柚姫に思いを伝えれたのは、亜依のおかげなのかもしれない。


『次は和チャンの番』


この一言がなかったら、結局、何もできずに終わっていたと思う。

ありがとう!亜依☆そして柚姫。

「ただいまぁ…」

家に着いたとたん、凄い眠たくなって、ソファーに倒れ込んだ。

月曜日の用意を、土曜日にやっておいて正解だったな!

「眠ッ………雅~。俺、寝るから~」

そう言ってすぐ、眠りについた。


翌日


「いってきます!」

まだ起きたばっかりの雅に見送られて、玄関を出る。

道路に出ると、俺の前を柚姫が歩いていた。

「柚ー姫!オハヨッ♪」
急に声をかけられた柚姫は驚いたらしく、慌てながらも言った。