普段は幼なじみの間で恋バナとかしないから、すごく新鮮だった。


男の子3人に女の子1人だからっていうのもあるけど。


3人とも認めたくないけどモテるから、女の子たちはほっとかないみたい。


よく幼なじみの私に、彼女いるか知ってるかとか、好きなタイプとか聞かれたけど、知らないから答えようがなかったし。


優は恋愛の話しになると、いつもはぐらかして、どこか避けていた。


「私、卒業までに彼氏作るから!」


私は皆の前で宣言した。


「さっきと言ってること違うし。」


和真は、呆れ顔をしている。


「あーはいはい、期待しないで待ってるよ。」


「皆んな出来ないと思ってるんでしょう。」


「結愛に彼氏が出来れば、俺の肩の荷もおりるってもんだ。」


そんな話しをしながら歩いていると、私たちは学校へ到着した。