千翼side

「紫音!?」

崩れ落ちていく紫音をなんとか受け止めた、

「紫音、おい!」

…全く反応しないんだけど、どうしたいいんだ、?

「こんなんなるまで我慢するなよな、
なんで俺に言ってくれないんだよ…」

朝から調子は良くなさそうだったけど、
ここまでとは思わなかった…

「熱ぃ…」

熱も結構あるみたいで、体全体が熱い。
とりあえず家に帰ってから病院に連れて行きたいんだけど、、

…あ〜車が欲しい。

こういう時にまだ自分が大人じゃないんだって思い知らされる。
くっそ、どうするか…

…そういや兄貴、今日会社だったよな?
すぐさま電話をかけ事情を話し、車で迎えにきてもらった。

「悪いな仕事中に…」

「いいよいいよ。緊急事態だしね。
ここの病院でいいか?」

連れてきてもらったのは近くの総合病院。

「ありがとうマジ助かった、」

「ん、じゃあまたなんかあったら言って?」