☆祐介side☆


叫び声がして保健室に行くとあおいが泣いていた

あおいに近づくと、あおいが抱きついてきた

細くて、今にも壊れてしまいそうな体が震えていた

俺も思わず抱きしめた

何があったかわからない

でも、あおいを少しでも励ましたかった






保健室の先生を呼びに行っている間に、あおいはベットから抜け出しドッヂボールの決勝に出ていた

馬鹿だと思ったがあおいらしいとも思った

あおい生き生きとスポーツをしている姿を久しぶりに見て嬉しくなった




なのに




ドスンと鉛が落ちたかのような鈍い音が体育館に響き渡った







みんなが目を向けてる先に







あおいがいた