あ、
今日
楓の
番じゃない?


ぅげっ!
そうだっ!


アコが
アタシの
進路指導の
日時を
覚えてて
くれて
ヨカッタ!

危うく
忘れてたよ

ありがとーアコ

二人に
手を振って
ダァ〜ッシュ!




紺野
ん〜〜
お前さんは
どーする
気でいる〜〜?


理科担当
中年の
白衣を着た
担任が

アタシの
成績表と
アタシの
顔を
交互に
見ながら

ゆっくり
尋ねた


まだ
決めてない
んですけど

でも
イイカンジの
大学
とかに
行こうとは
思うん
ですけど…


ん〜〜
お前さんは

何か
具体的に
だな
学びたい
分野
がだな

つまり
目標であるとか
だな

ん〜〜

持とう
などとは
思っとるかね?


目標ねぇ…
カワイイデブ
くらいしか
いまんとこ
ないんだよね〜

なぁ〜んて
あは
言えやしないね
そんなこと


先生、
アタシ
まだ
決めて
ないんですけど


ん〜
あと2年
あるからな

今のところは
だな
このままの
成績なら
だな
お前さん
次第で
どこだって
狙える
かな

しかし
まぁ

気を
抜かない
こと
だな

アタシの
進路相談
問題なし
だね

5分で
終わり
っと

ぺこりと
アタマを
下げて
教室を
出た