朝のホームルームが終わった

「未歩、英語科研究室来てくれるか」

担任の真鍋先生に呼ばれた なんだろ

私の苗字はクラスに2人いるから名前呼びだけど、やっぱり慣れなくてドキドキしちゃう

女子校だから男の人に名前呼ばれるのが新鮮すぎるからだよね

コンコン
はいどうぞ

真鍋先生は優しくて丁寧な先生だ

部屋の片隅に置かれた参考書を整頓していた

まさか 追加の宿題?

「あのー、私宿題出してません、、か?」

「はっはっは 違うよ」

先生は笑ったかおが太陽みたい

「ちょっと気になることがあってな 田代先生いるだ ろ、彼が」

真鍋先生は握りこぶしにグッと力を入れた

「彼が未歩の事を女性として好きだという噂があるんだ それで 何もされていないか心配で」

?頭がごちゃごちゃ

「えっと。」

「ごめんな急に 担任として気になっただけなんだ 何かされたら言ってくださいってことだ」

「じゃあ、授業おくれるなよー」 と言って足早に去っていった

田代先生が私を? だからあんなこと…

間に受けてる自分を怖いと思いつつ混乱が隠せない