「えっと……と、とりあえず、ありがとうございます?
基くんからそんな素振り全く感じてなかったからめちゃくちゃびっくりして……。
……………あの、でも私一応流星の彼女だから何も言えないし出来ないけど、さっきの撮影ドキドキした!
基くんは魅力的過ぎて私には勿体ないと思う!
以上です!!」


早口で言い終わると、基が少し笑った。


「ドキドキしたんだ?
…奪うつもりは別にないけど、俺の事意識して欲しいとは思ってるから。
覚悟しといて」



スタスタそのままどこかへ行ってしまった後ろ姿を放心状態で見送る。


なにが………起こったの………?
ほんとに?私基君に告白された?
こんなとこで?急すぎない?
何考えてんのよ、あの人