「俺らのMV出てくんない?」

ご飯の最中サラッと流星が凄い事を言ってきた。


「……はい?
何言ってんの、冗談でしょ?」


「冗談じゃないから!
もちろん顔は出ないよ!
首から下!」

「そういう問題じゃなくて…
ファンの為の曲に彼女出てくるのってどう……」


途中まで言いかけて、またお説教してしまう所だった、と反省。


「………まぁ、流星達が良いならいいけど。
ラブソングなの?」


「そう!
ラブラブな歌だから監督にお願いしてお気に入りの子連れてくって話しになったんだよねー♪
他の奴らもいいって言うから、じゃあ決定で!」


そんなノリでお気に入り呼んでいい世界なの?とちょっと不信感を感じつつ、わかったと返事をした。