単車で暴走行為で捕まった事…
保護監察中の事など…


それが原因なのかはよく分からないけど…22歳の年が来るまでは車の免許はとれないらしい


「そっか…でも22歳までもうすぐだし、すぐ来るょ♪」


少し肩を落とした多田君に笑顔で元気づける里香


「俺、アホやな…」


こんな時なんて言ってあげたらいいんだろう…


でも、あなたを初めて見た時なんとなくそんな感じがした
だから何も驚かないょ…
そのヤンチャな面もある、あなたが好きだから…


「あれっ?この先右でよかったっけ?」

途中までは何とか覚えてたもののここからはウル覚えだ


「ここ左、んで次の信号を右…」

道に詳しい多田君

「ほんで‥真っすぐ行って突き当たりを左。」

よく知ってるね…
感心しちゃう。


「私この道、初めて通る〜もっと大きい道で海まで行ってたよ」

キョロキョロする里香


「こっちの方が近いから。抜け道やで」


ほんと道に詳しいねぇ。
地元でもないのに抜け道まで知ってるなんて…
尊敬するょ。



「あっ、海だ♪」
抜け道を通るとホント早かった。