「西南中学出身の石田麗(イシダレイ)です。中学ではピッチャーを守っていました。」 「ピッチャー……」 「莉央……」 「大丈夫ですよ…100球も投げないんで」 「はっ?何言ってんの?試合でそんな自分勝手通用すると思ってんの?」 「えぇ、無駄な怪我したくないから」 ガシッ 美春先輩が麗ちゃんの胸ぐら掴んだ。 「ふざけんなよ…それで負けたらあんたのせいだからな!」