言わせてもらうなら、

どれもが一生に一度の恋だし、

どれもが人生によくある恋だ。



それが、初めて付き合った小学校のクラスメイトでも、

それが、初めて唇を奪われた中学の部活のメンバーでも、

それが、初めて体を捧げた高校の先輩だったとしても。



全部が全部、特別な恋だから。

全部が全部、普通の恋になる。


別れたことに後悔はあるが、

してきたことに後悔はない。



私は、

その場の雰囲気に

あるいは

その時の感情に

もしくは

甘い愛の言葉に

流されながらも、

その流れに身を任せることを楽しんでいたし、

その一瞬一瞬は、真剣だった。





なのに、