しばらくの沈黙。

何を話せばいいのか迷っていたが、彼女の方から口をひらいた。



「名前…、なんて言うの?あたしは槙野雪(マキノユキ)」



は、話し掛けてくれた!!!
浮かれきった沢田少年は答えた。
「あ、オレは沢田勇希って言います!!!槙野サンて2年ですよね、オレ1年なんすよ」

嗚呼、テンション高すぎやったかなあ……
もしかして…バレた系?
ああ恥ずかしい!!!

そんな思いを余所に彼女は言った。



「1年生かあ、可愛いね」