学園祭まで一週間。
クラスはそわそわし始めた。

そして沢田少年の恋は急展開する。








「みぃ〜〜たぁ〜〜なぁ〜〜〜」
全身白い服を着て、髪の長い人は言った。



「おっけーおっけー♪暗闇の中だったら結構怖いと思う!」


「そう?リアルでしょ、私。勇美は何よそれ。普通のジャージなんか着て」


「沙也は主役と言ってもいいような役なんだから。あたしはスタッフだもん。呼び込みとかするんだー♪『いらっしゃいませー!恐怖のお化け屋敷ですよー!!!』」




「その顔やばいよ」



「ひっどーい」


そう言い、二人からは笑顔がこぼれたのだった。