「でな、一目惚れしてしもうたんや。でも話しかけられへんかった」





1-Aは静かに学園祭準備中………じゃなくて休憩中。

そしていつの間にやら沢田少年のまわりにはクラス全員がいる。




「でも学年とクラスはわかってるんでしょ?なら大丈夫だよ。ね、安仁屋君!」
勇美が言った。



「そうですねー、僕は恋愛の事はあまりわからないんですが、きっといい方向にいきますよ!」
安仁屋も励ます(?)





「そっかなー、まさかあの子が年上やとは思わんかったしなー…」




「別にいいじゃん。素の勇希で」
漆田が言った。



「おう!まあ頑張るわ。みんな相談乗ってくれてありがとう!じゃあはよ準備しよ」



「おー!!!!」



こうしてクラスひとつ(?)にまとまった。





そして。

「漆田君て奈知どころじゃないくらい凄い」と思ったのは勇美だけなのだろうか。