バンッッッ


凄い音。一瞬にしてクラスは静まり返った。

「お前らさあ、他のクラスとかも迷惑がってんの、わかんない訳?」

すると教室のドアのそばに、隣のクラスの学級委員が立っていた。

「あ……」
その子は何も言えない。

すると奈知はその子のそばに歩いていった。


「うるさくして悪かった。今度からはは静かにさせるから」

そう言い、奈知は教卓の前に戻った。



「悪いな、ごめんっ」

「ごめんなさいっ」

二人も謝る。


「あ、全然っ。じゃあ失礼します…」
そう言って、その子は姿を消した。



「あーだるかった」


「なんだ。何でもキョーミない人じゃなかったんだ。なんか人間味意外とあるね」

「うっせ」

「はいはい」



「じゃー気を取り直して最初っからー♪何したいですかー?」



奈知の一言で、クラスはまとまった。


凄いやつかも……


って思うのは変かなあ