そういうと、唯兎くんは私に軽くキスを落とす。




「ん…、唯兎くん?」


「ごめん、僕今余裕ないかも。



果乃がとっても辛いのはわかってる、わかってるつもりなんだけど…。



やっぱり気に入らない…」




そういうと、唯兎くんの入ってはいけないスイッチが入ったのか、私に甘いキスを何度も落とす。



そして、それはどんどん深くなっていって。




「んっ…ゆ、いとく、ん」




すると、インターホンが鳴って、唯兎くんのキスが止まる。




「ご、めん。やりすぎた」




唯兎くんはおどけた顔でそういうと玄関へ向かっていった。




久しぶりで嬉しいんだけど…。




なんだか、物足りない…。




お預けされた感。





「果乃ちゃ〜んっ、こんにちはっ!今日はね〜、化学っ!」



「おじゃましまーす、果乃ちゃん、今日も可愛いっ」




やよいちゃんと秋帆ちゃんがおうちに来てくれた。