「ユキちゃんは、結局入部届け出してないの?」


「うん。部活はいいや。そういえば私頭悪かったし」



やよいちゃんが、ユキちゃんに問いかけるとユキちゃんは手を振った、否定を表しながらにこにこと答える。



「そういえばあたしも頭悪いんだった。でもイケメン先輩は譲れないし…」



そうつぶやくやよいちゃん。



「やよいはいつものことでしょ。勉強なんかしてないじゃん」



「あは、そうだっけ」



秋帆ちゃんはコツンとやよいちゃんの頭に拳をあてる。



「そう言う秋帆はどうなの?」



ユキちゃんがいちごオレのストローを加えながら言う。



いちごオレ、好きなのかな…。



「ん?私はやよいよりは頭いいよ?」



「わー何その言い方」



ぷくっと膨れたやよいちゃんのほっぺをツンツンして見ると、やよいちゃんはぶっと吹き出した。



「果乃ちゃんひどーいっ、そう言う果乃ちゃんはどうなんだああ」