でも、機嫌は悪くないらしい。



可愛いなぁ、ほんとに。




「唯兎くん」




「ん?」




「好き」




「僕も」






いつも通り、僕と果乃は僕の部屋で一緒に寝た。



少しだけ違ったのは、果乃が僕の手を握ったまま寝てしまったこと。




それも、可愛すぎて。



寝ている果乃にキスをしたのは言うまでもない。