「だーかーら!


果乃ちゃんは真宮先輩から他の女の子の匂いがしたからヤキモチ妬いちゃったんですよ」




「やきもち?」




「そう、やきもち。



真宮先輩も果乃ちゃんから男の匂いがしたら嫌じゃないですか?



それと同じですよ。



寂しがってた果乃ちゃんの傷口をえぐりましたね」





そう言っているうちに4人はご飯を食べ始めた。




やきもち…か。




「唯兎くんと、城ヶ崎の分も作ってあるから、くっとけ。



俺らこれ食べて帰るから、とっとと風呂入って匂いきれいに落として、そんで城ヶ崎の機嫌取りして来た方がいい」




僕は翔の言う通り、お風呂に向かった。




シャワーを流して体を洗っていく。




ヤキモチ、ヤキモチ…。




絶対ひどいことしちゃったのに、果乃がヤキモチ妬いてることに喜んでる僕がいる。




ダメダメ、絶対だめ。




僕はお風呂を出て急いで果乃の部屋に向かった。