君夏~君がいたあの夏~

プロローグ

私は…母と血が繋がっていない…


だから私は…厳しい家庭で育った…


私は『橋本 雫月(はしもと・なつき)』高校1年生16歳です


いつも辛い日常を送っていました…


いつも涙を流す日常でした…


夏…ちちの故郷に行くことになり…


田舎だけど…楽しい夏が過ごせそうで…


それが…私の運命が変わるとは思いませんでした…


あの人との出会いで…運命が変わった…


これが私の恋の物語…

1章

運命の出会い

夏休み…父の故郷に来て1週間経ちました…


こんなに…ドキドキするのは…


初めての経験で…これが恋だと気づきました…


『あ～しゅんさんカッコイイよ…キャー！！』


『何独り言言ってるの？？大きな声で…』


この人は『永瀬隼(ながせ・しゅん)』さん


凄く優しくて…私の好きな人です…


『独り言とか怖いよ？なっちゃん』


『なっちゃんって…そう呼ばないでください！！』


イジワルしてくるけど…そこがかっこよくて…


私を助けてくれた…運命の人です！！


『し、仕事行かないと…宿題しろよ？？行ってきます』


『だから…頭ポンポンしないでください！！行ってらっしゃい…』


行ってほしくない…どこにも行ってほしくない…


『私のそばにいて…しゅんさん…』