「おはよう、春野」
「あっ、おはよう佐藤君」
気付けば私達は、
毎日挨拶を交わし、休み時間にも
よく話すような仲になった
結局、あの日以降
佐藤君のあんな顔も見てない?
「おはよう」
「お、真宙おはよう」
「はよ〜」
「おい美波、はよ〜ってなんだよ!はよ〜って」
「、、、」
「無視かよ!まぁ良いけどさぁ、美波?」
「何?」
「お前さっきから、すげぇ顔してんぞ」
はぁ、やっぱ真宙にはバレるかぁ
「だってさ、この前のテストの結果が悪かったんだもん」
「あぁ、そういやこの前テストがあったっけ」
「春野って、そんなに頭良くないの?」
「えっ?うん、実は赤点が、、、」
そう言って、私は指で3を作った