佐藤君の言葉の意味を理解し

また、顔が赤くなるのが分かる

いやいや好きな人って!なんでそんな急に、、、しかも、真宙がいる前で

まぁ、とうの本人は寝てるけど、、、

「ふっ、はは、そんな否定しなくてもいいじゃん」

そう言った佐藤君はまた、あの時と同じ

悲しそうな顔をしていた

「そ、そんなことよりさ」

私は、咄嗟に話を逸らそうとした

「ん?何?」

不意に、佐藤君に顔を覗き込まれ

思わずドキッと胸が高鳴る

あれ、どうしてだろう今、佐藤君に

少しきゅんとした?

「あ、実は毎年8月に、近くで祭りがあるんだけどね」

「あー、そういや前に真宙に聞いた祭りってその事かな?」

「うん、多分そうだと思う」

「それで?」