―――――…


将を、屋上に呼んだ。
もちろん…真衣も後から呼ぶ


「でも、これでよかったんじゃねぇの?」

『…うん…』

涙が止まらない中で、笑顔を作った


「大丈夫だって。
失恋したのは俺も同じ…」

将はその場から 何色にも染まっていない空を見上げた


『え…?』

「いや…これから失恋する、かな」

将の気持ちを知らなかった

最初から、真衣の悪口を
言っていたりしたから…

明菜に協力していただけだと想ってた