「ってことで今日からお前は"仮"彼女ってことで。」



納得できないんですけど!っていっても弁償も出来ないし…



「わ、分かった。その代わりこれからは関わらないで!」




「はいはい。できるだけな」



学校では普通に過ごしたいから私からも条件を出した



…ん?今思ったらこの王子、私がこれから通う丘岬高校の制服!?



「あ!もしかして丘岬高…?私もなんだけど。最悪」




「あ?なんか言ったか?お前まだ気づいてなかったのか?バカが」




「言ってませんけど。ってバカってなによ!」



なんなのこの人。上から目線だし…王様かよ!



「お前、今まで学校来てなかったのか?初めて見る」




「私今日転校してきたから。」



そう言うと王子はびっくりしたように目を開いて



「え…まじか。それはちょうど良かったわ」



な、なにがだろう…?




「あっそうだ!名前、なに?」