「いただきます!」
その一言を言うと、大きく口を開けて
パクッとホットドックを口に入れた。
「んん〜!美味しい!」
やっぱり、美味しいもの食べると元気出るし
すごく口元が緩むっていうか……。
そんなことを気にしていると
「椿?口元にケチャップついてるよ」
晴翔くんがそう言った。
「えっ!?ど、どこ?」
口元と言われ、右側を触ると
「違う、反対。左側……」
そう言いながら顔を近づけてきた。
「えっ……?」
おしぼりを使って
私の口元についた、ケチャップを拭き取った。
「あっ、ありがとう……!」
急に恥ずかしくなった。
なんか……。晴翔くんの顔、見れない……。
「ん、いいよ」