バイトが終わりコンビニの前に行った

「お待たせしました」

「あ!行きたいところがあるんですけどいいですか?」

「もちろん」

そう言われて来た場所は街の真ん中にある大きなクリスマスツリーだった

「うわぁ!綺麗」

「でしょ」

そんな時冷たいものが頭に当たった

「あ雪!降ってきたね」

「今年はホワイトクリスマスだね」

私達はしばらくツリーの前にいた

「そろそろ帰ろっか」

「はい」

「あのさ連絡先聞いてもいいかな?」

「はい!!もちろんです」

「うわぁ!」

ドスッ

嬉しさのあまりはしゃいで滑って転んだ

「痛た...」

「フッ」

少し笑っていた

「あー!今笑いましたね!恥ずかし」

「もう危なっかしい人ですね」

ニッコリと微笑んだその笑顔は私が好きになった笑顔だ

「あの」

「ん?」

「もう我慢できません。私好きです」

少し涙ぐんでいた

彼の顔は驚いていた

でも

彼は私を抱きしめて

「あったかい」

顔が真っ赤っかだ

「俺も...好きです」

こんなこと一生ないと思っていた

今年のクリスマスは最高のクリスマスになった