「青葉玲くん、で、合ってますか?」
おぉ、質問返しされた。
「合ってます、よ。」
「よかったー!あ、私今日からここに住みますね!」
何を言ってるんだろう?え、何コイツ。怖い。
「いいですよね?」
「はい。どうぞ。」
じゃ、ねーだろ!!
ここに住むってどこだよ!!
「それはつまりどういうこと?」
「だから、玲くんの夢の中に住みます。彼女の美月ちゃん、知ったら嫉妬するかなぁ?」
言ってケタケタと笑う。
笑い方が美月とそっくりだ。
つまりあれだ。コイツは、これは、美月が好きすぎた故に出てきた俺の妄想な訳だ。
自分がキモすぎて引く。
「えーと、で、キミ名前は?」
これでミツキって言われたら、誰か俺が入る穴を掘ってくれ。