「私が殺した!近くにいたのにっ、気づけなかった。親友だったのに!!どうしてっ、、、なんで話してくれなかったの!?私っ、、、私がっ、、、」
「舞ちゃん、落ち着いて。あなたは悪くない。悪くないんだよ。」
掴まれた肩が熱い。
優羽先生の真っ直ぐな視線が私を逃がさない。
「うぅ〜〜〜、、、っ!!」
キリなくこぼれる涙が痛い。苦しい。苦い。
「うわぁ〜〜〜、、、っ!!」
美咲、、、ねぇ、美咲、、、
助けられなくてゴメン。大好きだよ。
優羽先生は、私が泣きやむまで、ただ背中をさすってくれていた。
その手がどれだけ優しく、温かかったか。
今でも忘れない。
「先生、私も先生みたいな大人になりたいな。」
中学を卒業して、高校に上がった。
新しく友達ができた。
それでも、思い出す。
「舞、」
美咲の声と笑顔、大好きだった彼女の全て。