「舞ちゃんは趣味とかあるの?」
「別に。」
「そう、私はね〜、、、、」
毎日決まった時間、私は相談室に送り込まれた。
私が喋らなくても、優羽先生は話しかけることをやめなかった。
「見て、舞ちゃん。この間猫カフェ行ってきたの。可愛いでしょー!」
スマホの画面に子猫が写っている。
「……可愛い。」
次第に心を開き始めていた。
美咲がいなくなってから、こんなに誰かと話すのは初めてで。
一言会話をしたぢけで、作り上げた壁は崩れ去る。
ポロポロと涙がこぼれた。
優羽先生は驚いた様子もなく、ただ優しく私の頭を撫でる。
「先生、、、私、、、っ、美咲に会いたい。」
会いたい、会いたい、会いたい、会えない。
美咲を殺したのは、誰?
…………オマエダ…………。