アカネが楽しそうに笑う。
「いーなぁ。私もそんな恋したーい。」
「何言ってんだよ、中坊が。」
普段あまりしない惚気話だからか、変な汗が出る。
「1ヶ月記念日とかは何かしたの!?2ヶ月記念は!?」
その質問に「あー、、、」と頭をかく。
「美月、遠出するの嫌がるんだ。何でか知らねーけど。だからご飯食べて、プレゼント渡したくらいかな。」
「遠出、嫌がるんだ、、、。へーぇ。」
アカネが残念そうにするのを見て、おかしくなった。
「何で不満そうにしてんだよ。側にいて、話しして、プレゼントとかくれるだけでいいって、言ったのアカネだろ。」
「そうだね!何プレゼントしたの?」
「1ヶ月の時はブレスレット。2ヶ月の時は花。」
「プリザーブドフラワー?」
言ったアカネを見つめる。図星だったからだ。
おれが2ヶ月記念日に美月にあげたのは、美月の好きな青色のプリザーブドフラワー。
「青い色の、ガラスの靴に花が入った可愛いやつでしょ?」
「何で知ってんの。」
「美月ちゃんと玲くんのことはほとんど知ってる!さて、何ででしょー!」