「おはよう蓮花!」
そう声をかけてくれたのは、夏でも白く透き通るような肌、話す声は小鳥の鳴くような美しい声、誰から見ても美人といえる自慢の私の親友、西井麻里奈。「蓮花ようやく坂本くんの彼女の座ゲットだね!」にこやかに麻里奈がそう言ってくれた。「そうなの!!!もう嬉しすぎて嬉しすぎて!」私は思わず麻里奈に抱きつく。すると…
「蓮花!坂本くん来たみたいよ!」
すかさず麻里奈が教えてくれる。
ありがとうと声をかけ、私はすかさずダッシュでいつくんのところへ。
「おはよういつくん!」
「おい、恥ずかしいだろ…」
照れながらもちゃんとおはようと返してくれる。そこがまた優しくて好きなんだ。目が合うとニコッと笑ってくれたりとか、ばいばいっていって手を振ってくれるとか…私だめだ。ノロケしかでてこないや。
「お前また妄想か??」