八月の中旬、


少し体を動かそうとランニングしてた時に、


俺はある女に出くわす。
相手はこっちを待ち伏せていたようで。



そいつはハーフで人気を持つ3年の…
林 ミリア。


「ね、あんた阿久津七瀬でしょ?」

「…はい、そうですが。」

「私と…手を組まない?」

「は?」

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その女の言う事はこうだった。

自分は功を捕まえるから、梨乃を奪えと。

具体的な計画は自分が考えるから、言われるがままに動いておけ。と。



何を思ってそんな事しようと思ったのか、


よっぽど性格が悪いのか


そして好きな女の子を傷つけることを

別として、

かなり自分にとってメリットがある。

いくらでも言え。俺は最低なやつだって。


「良いよ。その話、乗った。」



そいつと俺は、約束を交わした。