早速今日から部活が開始。
最初にいろんな先輩に挨拶を交わす。
同じマネージャーは
三宅先輩に、同じく3年の松下先輩。
そして2年の山田先輩と山下先輩。
そしてわたしと早苗。
大抵の女子は女バスに入るからね。
6人とかなり少数だけど
みんな仕事ができる人で良かった。
同学年の選手は、10人とかなり多めで。
背の高い人も多いからなんとなく自分よりも年上に見えて、敬語になってしまう。
功も、そのうちに入る。
「梨乃、ストレッチ手伝って。」
「帳さん、ボトル早く。」
「とばちゃん!こっち手伝って。」
特に最初の運営は大変だ。
そしてわたしは急いで功のストレッチの手伝いにいく。
選手たちは今、前屈をしているのだ。
各マネージャーが、彼らの背中を押す。
「功、痛かったら言ってね。」
そうしてゆっくり背中を押していく。
「いてて…梨乃、そろそろ痛い…。」
「え、硬くない?ほれ、もっともっと…」
「はあ、無理だよ。梨乃、悪魔だね。
いてててて…」
流石に可哀想だ。私は背中を押すのをやめた。
「ふはっ。
ごめんごめん、だいじょうぶ?」
「梨乃…。梨乃のばーか。」
「もうそんなに怒らないで。硬いと功、怪我しちゃうでしょ?そんなの私嫌だよ。」
「前言撤回。梨乃はばかじゃないかも。」
「あらあら、調子いいこと言っちゃって。」
そう言って功の頬を軽くつまむ。
「梨乃、くすぐったいよ。」
功も私の頬をすりすりと撫でる。
「ほらほら、お二人さん、二人の世界に浸ってないで…。」
引き止め、そう注意したのは阿久津先輩。
そして、
「あらあら、ラブラブですね。」
なんて冷やかしを送ってくる三宅先輩。
「も、もう!そんなんじゃないですから…。」
「でも梨乃と僕はラブラブでしょ?」
何言ってんだか。
でも私もそのジョークに乗ってあげる。
「そうだね。私は功が大好きだからね。」
功は、昨日よりも
更にボールの扱いが上達している。
それは目に見えて分かるほどの成長で、
そんな功を尊敬したりする。
なのに、バスでは…
「梨乃〜。疲れた。僕かなり頑張ったよ。」
「うん。頑張ってたね。」
「ねえ。」
「何?」
「寝る。」
「うん。しばらく寝ときな。」
こんなにも、ゆるゆるモードなのだ。
この気だるい感じが
女子の目を引くのかもしれない。
母性本能をくすぐるとか?
私も功から目が離せないんだ。
最初にいろんな先輩に挨拶を交わす。
同じマネージャーは
三宅先輩に、同じく3年の松下先輩。
そして2年の山田先輩と山下先輩。
そしてわたしと早苗。
大抵の女子は女バスに入るからね。
6人とかなり少数だけど
みんな仕事ができる人で良かった。
同学年の選手は、10人とかなり多めで。
背の高い人も多いからなんとなく自分よりも年上に見えて、敬語になってしまう。
功も、そのうちに入る。
「梨乃、ストレッチ手伝って。」
「帳さん、ボトル早く。」
「とばちゃん!こっち手伝って。」
特に最初の運営は大変だ。
そしてわたしは急いで功のストレッチの手伝いにいく。
選手たちは今、前屈をしているのだ。
各マネージャーが、彼らの背中を押す。
「功、痛かったら言ってね。」
そうしてゆっくり背中を押していく。
「いてて…梨乃、そろそろ痛い…。」
「え、硬くない?ほれ、もっともっと…」
「はあ、無理だよ。梨乃、悪魔だね。
いてててて…」
流石に可哀想だ。私は背中を押すのをやめた。
「ふはっ。
ごめんごめん、だいじょうぶ?」
「梨乃…。梨乃のばーか。」
「もうそんなに怒らないで。硬いと功、怪我しちゃうでしょ?そんなの私嫌だよ。」
「前言撤回。梨乃はばかじゃないかも。」
「あらあら、調子いいこと言っちゃって。」
そう言って功の頬を軽くつまむ。
「梨乃、くすぐったいよ。」
功も私の頬をすりすりと撫でる。
「ほらほら、お二人さん、二人の世界に浸ってないで…。」
引き止め、そう注意したのは阿久津先輩。
そして、
「あらあら、ラブラブですね。」
なんて冷やかしを送ってくる三宅先輩。
「も、もう!そんなんじゃないですから…。」
「でも梨乃と僕はラブラブでしょ?」
何言ってんだか。
でも私もそのジョークに乗ってあげる。
「そうだね。私は功が大好きだからね。」
功は、昨日よりも
更にボールの扱いが上達している。
それは目に見えて分かるほどの成長で、
そんな功を尊敬したりする。
なのに、バスでは…
「梨乃〜。疲れた。僕かなり頑張ったよ。」
「うん。頑張ってたね。」
「ねえ。」
「何?」
「寝る。」
「うん。しばらく寝ときな。」
こんなにも、ゆるゆるモードなのだ。
この気だるい感じが
女子の目を引くのかもしれない。
母性本能をくすぐるとか?
私も功から目が離せないんだ。