保健室には先生がいなくて、とりあえず功をベッドに寝かせる。

鍵が開けっぱなしで助かった。


「功…大丈夫?無理してたんでしょ?功のことだから、」


「ばれた?でも助かったよ。ありがとう。」


「…っ ど、どういたしまして。」

一度功の髪を撫で、冷却シートと、体温計を探す。

でもなかなか冷却シートが見つからない…


「ごめん!
私職員室行って先生呼んでくるね。
功…一人だけど大丈夫?」


「僕を誰だと思ってんの?大丈夫だよ。」


「そっか。」


そう言って私は保健室を後にした。